リハビリは入念に

起き上がった後でも

絶対安静の期間を過ぎてようやく起き上がれる日になったその日、部屋も元いた相部屋に戻って念願のリハビリがスタートした。それと同時にその日に入れるというお風呂を心待ちにしてリハビリ室へと向かったが、この時はまだ車椅子を押されて院内のリハビリステーションに向かいます。まだこの時は起き上がれない状態だった、信じれないと思うでしょうが数日間寝続けただけで人間、簡単に立つことすら困難になってしまうのです。体験すればわかると思いますが、実際に筆者がリハビリ開始時に立った時には膝小僧が笑っていた程。

まだ肉体的に老いを感じる年齢ではないとはいえ、堕落した生活を続けているとこうなってしまうんだというのも理解させられた。自分には関係ないという人はいません、入院して手術、絶対安静期間中に足を動かすなどしても立ち上がる時は自律的な歩行すら困難な状態になってしまうのです。

リハビリ助手さんからの手を借りながらその日の訓練を修了し、帰りは赤ちゃんなどが使う歩行器を使って病室へと帰ります。恥ずかしい云々より、それがないとまともに歩けないので病室のベッド脇に常時おいておきます。しばらくお世話になるので、ないと困る物へと消化する。

その後は念願のシャワーを浴びて身体を綺麗にし、まだ痛む腰に震えつつも食事をこなして相部屋での生活が再開した。後は経過良好次第で日程が前後する、出来れば早めに帰りたいとは考えていたので、後は自分次第だと再認識する。この期間にも色々と入院生活の、退院までの時間でどう行動するべきかを考えたものです。

相部屋での生活

筆者の相部屋生活は実質絶対安静が解除されてからと言える。初日こそ4人部屋で過ごしていましたが、翌日には個室に移動したのであまり実感しなかった。けれど戻ってきてからは色々と相部屋ならではの窮屈さを感じるようにもなりました。個人的な部分もありますが、とりわけ病院での相部屋で気になることといえば以下の2つだ。

  • 1.プライベートな空間の無さ
  • 2.音に関する問題

隣人トラブルかといえるくらい、ありふれたものですが何処に行ってもこの問題は誰しもぶち当たりやすいのかもしれません。

問題に対する言及

1.ベッドにいる時の対応として

入院中、相部屋だからとはいえ個人のプライベートな時間を侵害していいわけではありません。また害されたくはないと考えている人もいるので必然と設置されているベッドごとのカーテンを遮るのが普通だ。筆者もベッドで特に用事がない場合にはそうしていたものです。単純に見られたくないというのもありましたが、やはり目があると落ち着かなかったのもあった。ただ病院によってはカーテンをなるべくなら開けて過ごすように指導するところがあるという、これは病院側が患者個人のプライバシーを侵害したいからではなく、犯罪予防という面もあるのです。

病院では恐ろしいほどに、盗難などの些細な窃盗が頻発する事がある。そのため貴重品管理についてうるさく言われているのも、余計なものを持ち込まないようにして欲しいという思いがあってのことだ。例え被害が出ても病院は対処できず、自己責任として事を決着させなくては行けないのだ。そのためカーテンを締め切ったままにしていると、中で何をしているのか確認できないため、開放するようにと筆者が入院した病院ではそう言われていた。

ただそれも本人が中にいれば何も問題ない、実際筆者はカーテンを閉めて過ごしていたのでそれも時と場合によって異なります。開けるとしたら自分がその場から離れる時、そのくらいにしておくだけでも効果はあります。それでも窃盗は起こるので、抜本的な解決策はないのかもしれないが。

2.些細な音が気になる生活

入院生活でも、何かと『音』を気にする生活に追われます。生活音と言うよりは、隣のベッドで寝ている人のいびきだったり、あるいは何かボタンを叩く音だったりだ。ゲーム機についてもボタンを叩く音が過度に激しいと苦情の原因となりますが、適度に行っていれば基本問題は起こりません。神経質な人がいる場合はトラブルになることもありますが、入院中は仕方のないこと。

筆者も隣接していた隣人のいびきが夜気になったこともあり、就寝時間が過ぎた後で眠れない時にはウォークマンなどをして聞こえないように工夫をした。文句や苦情を行って解決することもあります、ですが大抵は溝を生んでしまうので下手に口論に発展しかねない行動を起こすことだけは控えよう。もし自分が喧嘩をふっかけられた場合には本人ではなく、看護師さんを介していうこと。

相部屋から個室への変更

中にはあまりにひどく、このままでは余計に体調が悪くなりかねないとして相部屋から個室になりたいという人がいるとしよう。これについては空きさえあれば可能だ。但しこの場合に関して言えば、病院側の都合ではなく、本人の都合によるものなので個室利用料が発生してしまいます。

これについても看護師からの説明などを聞いて、それでも移動したいというのなら移動出来る。負担してでも今の部屋から解放されたい、という人はそれも視野に入れるのもありだ。

個室から相部屋に移ったからこそ

個室を利用するのが当たり前、と思っていた時もあった。しかしその後現実を知って相部屋を希望し、自分の意図に関係なく個室で生活した後、相部屋に戻されたからこそ理解できることもあります。どんなにお金がかかっても個室が良いという人の気持ちもだが、同時に相部屋の苦痛についてもだ。その両方を味わえるというのも中々おもしろいが、入院時はリハビリも兼ねて良く病棟の廊下を歩いて板が、個室で生活している人は本当に何を気にするわけでもなく快適に過ごしているよう見えた。羨ましいとも思ったが、それはやはり人それぞれの事情があってのこと。

しかも個室が必ずしも良いという訳でもないので、相部屋でもその部屋で音や人間的な問題がなければ何不自由なく過ごす事は出来ます。自分が問題の発信源だった場合にはどうしようもありませんが、普通に過ごす分には相部屋で何事も無く平穏無事な入院生活は十分過ごせる。

知っておきたい、入院から退院までの流れ